遺産相続を経験するということは、人生でそう多くあるものではありません。もちろん慣れている人なんて皆無でしょう。介護の現場であっても人の死期を予測することは非常に困難ですし、時には突然に最愛の人を亡くしてしまうという場合もあります。大切なご家族を失うわけですから、悲しみに暮れ空虚感から抜け出せない日々を送り、先のことなど全く考えられないということも多いものです。
しかし、相続手続きをどのようにしたら良いか分からず放置した結果...

...という事態を招くことがあります。そうです。やらなきゃならないことは待ってくれないという現実があるのです。我が国のお役所には「申請主義」という原則がありますから、思わぬ損を被ることを避けるためにも、相続手続きを適切に行うことが必要です。

そうは言っても、どのような手続きがあって、どこにお願いをしたら良いか分からない!というのが最大の嘆きではないでしょうか。故人がどのような人生を送ってこられたか。その積み重ねでもある相続財産は様々で、それによって必要な手続きも変わってきます。
当事務所の場合、大手事務所にありがちな機械的流れ作業になってしまう心配や、誰が担当となるか分からないという心配は不要です。私自身がご依頼から納品まで責任を持ってサポート致します。また、登記・税務関連については司法書士・税理士等と連携し、複雑な相続手続きを一括してお引き受けします。


お亡くなりになられた時点で相続が発生します。そしてその時を基点として、相続に関連する各種手続きの期限が決まるのです。たとえば、相続の放棄や限定承認は3ヶ月以内に裁判所へ申述しないと手続きが不可能になりますが、相続財産の概算を把握しない限りその判断は難しいですよね。悲しみに加え慣れないことの積み重ねで心身ともに大変な時期とは思いますが、お早めのご相談をお勧めします。

実際にご自宅へお伺いするとともに、今後の書類作成に関する流れについてご相談に応じます。また、故人の遺言の有無をはじめ、今後の相続手続きに必要な確認を行います。この際の相談料金は、正式に受任した際の総報酬額に充当します。

ある程度の見積もり概算及び今後の手続きの流れを提示します。正式なお申込と着手金をいただいた時点で、調査業務の開始となります。

相続の対象となる財産、そして相続人を確定する相続人調査を行います。不動産や預貯金、負債等の財産調査はもちろんですが、特に重要なのは相続人調査です。故人の出生まで遡って戸籍を追っていくという複雑な調査作業を行います。

財産調査と相続関係調査が終わった時点で正式な見積もりとなります。概算の見積もり以降に大きな財産や負債が見つかったり、新たに相続人の人数が増えたりした場合には、見積もり額も変わる可能性があります。この時点でご納得いただけない場合は、契約を解除することも可能です。手続き継続の意思確認後に次のステップへと進みます。

財産調査及び相続関係調査の結果をまとめます。その後、どのような形で遺産分割をしたらベストか、相続人同士の話し合いのポイントなどを踏まえて打合せを行います。さらに、遺産分割協議の原案を作成するとともに、相続人に未成年者がいる場合は、特別代理人の選任手続きを進めます。

相続の対象となる総財産から、誰が、どの財産を、どれだけ相続するのかを、相続人全員の話し合いによって決めます。相続人間の合意が得られた時点で、次のステップに進みます。

遺産の分割について相続人全員の合意が得られたら、直ちに合意内容に沿った遺産分割協議書の作成を行います。これは相続人全員の合意を証する書面であるとともに、不動産や預貯金などの名義変更手続きにも必要となる書類です。遺産分割協議書を必要枚数準備し、相続人全員が署名及び押印をします。

各種名義変更をはじめ、相続に関係する諸手続きを行います。不動産の登記や相続に関する税務申告が必要な場合は、他士業との連携によって当事務所がサポートします。相続税の申告は、相続が発生してから10ヶ月以内です。

費用のご請求をさせていただき、入金を確認した上でお預かりしている書類一式を納品します。また、今後の財産管理につきましてもアドバイスをさせていただきます。